むちうちについて
交通事故に遭い後遺症によって、首がむちうちになる方は少なくありません。むちうち治療を病院で行っている方もいるのではないでしょうか。むちうちの症状は慢性化する可能性もあるため、症状が軽くても早期にしっかりとむちうち治療を受けることが重要になります。
むちうちのメカニズム
人間は予測できる衝撃に対しては、筋肉を緊張させて体を守ります。しかし、交通事故のような予測できない衝撃には、無防備の状態となります。そのため、首は動く範囲をむりやり超えて、激しく伸びたり曲がったりしてしまうのです。
可動域を超えて伸びたり、曲がったりした場合、筋肉は傷つけられて動きが悪くなってしまいます。その結果、痛みを伴う様々な症状が出てくるのです。
むちうちと睡眠の関係
むちうちは、頚椎という骨も大きくダメージを受けています。頚椎には体にとって重要な神経が通っており、この神経が傷つけられると、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。この自律神経は、人体の生命維持という重要な役割を持つ睡眠とも大きく関わっています。
事故後に眠れない、眠りが浅いとお悩みの場合、自律神経の乱れによる睡眠障害が引き起こされている可能性があります。不眠症になれば疲労回復がされない状態になるため、余計に様々な不調が現れることになります。交通事故の衝撃は体だけではなく、心にもダメージを与えている可能性があります。
心へのダメージは体へのダメージ同様、睡眠に影響を及ぼすことも考えられます。あまりにも睡眠不足が続けば、うつ病やパニック障害などの症状に発展する可能性もあります。症状を悪化させないためにも、早めの対処が必要なのです。