2022年09月15日

爪折れ

カミさんが平気な顔して手を差し出すと

「これ何だろうね?」と・・・

爪を見せてきた時の事です。

よく見ると10本の内の3、4本に横線が走っているではありませんか。

「おおおぉ~」

それを見た私は思わずその場で唸ってしまいました。

過去遡ること・・・あれは・・・

私がまだ若かりし頃のホテルマッサージ下積み時代の出来事です。

それはホテルの1室つまり6畳1間のようなタコ部屋に指圧する者たちが2~3人集められ

ホテル宿泊客から連絡がくると部屋にいき、1サイクル45分単位でマッサージに行くという状況でした。

連絡がある度に同じ人ばかりが行くというのは

他の人にとって収入に繋がらないという観点からマッサージする人はちゃんと順番が決まっていたんです。

私は当時駆け出しの頃でありマッサージ連中の中でも一番若かったものですから

そのタコ部屋でお客さんからの連絡が無い時は私が先輩方の体をよくマッサージさせられたものです。

当時を振りかえってみれば、「その押さえ方はよくない」とよく先輩に叱られたものですが

マッサージの腕をあげるのにかなり役立ったと思います。

メンバーは私以外、全員女性で中年から年配者までさまざまでした。

75歳のおばあちゃんが居たのを覚えています。

ある時いつものようにタコ部屋で先輩たちをマッサージしていると

連絡が入り私が順番からすると次だったのでお客さんの部屋に行くことになりました。

すでに先輩の体を1時間はマッサージしていて疲れてはしていたんですが

ここでパスなんかして次の人に譲ったりすると何のためにここに来ているのかわからないこともあり

気持ちを再度奮い立たせてお客さんが待つ部屋へと向かったのでした。

部屋に入るとすでにお客さんは横になっていていつでもオッケーな感じだったので

そのままマッサージを開始したのでした。

45分が過ぎ一通り全身マッサージし終えたところで、

「はい。45分経ちましたのでこれで引きあげさせていただきます。」

と私が言ったところ

「兄ちゃん、上手いな。延長してくれや。」

という話しになり延長ということになったのでした。

疲れていたこともあり早く終わらせたいとは思っていたのですが

そうもいかず結局のところ、そのお客さんを延長による延長を重ね3時間45分マッサージし続けたのでした。

自分でもよくやったと思います。

最後にはきっと疲労骨折みたいな感じなっていたのでしょう。

その日には感じなかったのですが翌日親指がズキンッという鋭い痛みが走り

親指の爪が根元から折れていたのでした。

なぜそれがわかったのかというと尋常じゃない鋭い痛みがあったのと

2、3週間経った時に親指の爪が横に線が走り段差ができていたからです。

まあそういった苦しみがあって更なるマッサージの向上につながるんだと思うのですが。

翌日は激痛に耐えながらもシフトのことで休むことが出来なかったので

泣きながらホテルマッサージしていたのを覚えています。

私の場合、1本の指でも痛くて痛くてヒーヒー言っていましたが

カミさんは3、4本も・・・

改めてカミさんの底力を感じました。

ホテルマッサージ下積み時代色々なことがありました。

時間があれば書いていこうと思います。

長々と書きましたが最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

交通事故 接骨院 岡崎

 

 

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2022年09月09日

頑張れ!!!チビちゃん

 

うちのカミさんが「将来独立出来るような仕事をしたい」と言い出したのが

 

今から半年前の話になります。

 

「何がしたいの?」と私が尋ねると

 

「マッサージの仕事」と言うではありませんか。

 

突然に報告された私としては驚いたどころの騒ぎではありません。

 

心臓が止まるかと思いました。

 

その時の私の顔を表現するなら

 

目が全開になり、いつ外へ飛び出てもおかしくないくらいの勢いで

 

顎が地面に着き、はずれるかと思うほど垂れ下がって

 

口の中に林檎100個は余裕で入るくらい驚きの顔をしていたと思います。

 

「だったら接骨院で働く?」という私の問いに

 

今の自分では足手まといになるからと

 

あのぉ~ほれっ。よくあるじゃないですか。1時間2980円だか2950円でマッサージしてるところ。

 

黄色と赤の看板の・・・

 

そういったところで働きたいと我が奥方はオッシャラレタのでした。

 

かれこれ始めてもうすぐ5ヶ月が経ちます。

 

「2年間は修業期間だから」とカミさんは自分の中で目標設定しているみたいです。

 

どうせ三日坊主で終わるだろうと私はたかをくくっていましたが

 

くたくたになって帰ってくるものの

 

決して諦めることなく

 

そんでもって

 

なんかカミさんの目が最近活き活きしてるんですよね。

 

以前のカミさんの職業経歴なんて言ったら、工場のラインでしか働いたことなかったんですよ。

 

工場のラインで働いていた時もくたくたになって帰ってきましたが

 

あの時は本当に目がトロンとしていてまるで漁船によって陸上げされたマグロの目のように死んでいたと言っても過言ではありません。

 

あんな小さな体で本当にマッサージが務まるのか?

 

太ったお客さんなんか来たら、とても指が入らないだろうし

 

むしろお客さんに寝返りなんかされたらお客さんの体に巻き込まれた挙句

 

下敷きになってしまい、うちのカミさんが窒息死してしまうのではないか?と心配していたほどです。

 

そんなチビちゃんがですよ・・・

 

なんの、なんの。

 

着実にマッサージの腕をあげています。

 

とてもパワフルな指さばきを私に披露してくれます。

 

今働いているところは足つぼマッサージもメニューにあるみたいでお客さんの足裏を自分の指で強く押すみたいです。

 

道具も使わず。

 

よく見ると右手の人指し指の第2関節にタコができていて

 

カミさんがその箇所を痛がっているのをたまに見かけたりすると

 

私はあまりにも可哀そうに思ってしまい目がウルウルしてきて目頭が熱くなったりもしますが

 

それでもめげずに日夜マッサージの修行に励んで頑張っています。

 

いまではその職場で全て任されリーダー的存在になってるみたいですが。

 

これはカミさんが自分で決めた道。

 

負けずに頑張って欲しいと思います。

 

夢を持って目標を持ってるうちのカミさん。やる時はやる人間なんです。

 

風雪に耐えながらも凛としていて、実にかっこいいです。

 

これからも私が縁の下の力持ちになり応援してやろうと思います。

 

 

岡崎 交通事故 接骨院

 

 

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