2021年01月21日

ボンベレスダイブ90

「兄ちゃん、もう少し頑張ろうよ。」

 

このまま、何時間待っても、トラックが捕まらなかったらどうしよう?という不安も見え隠れしてくる。

 

やっぱり無理かな?と思い、一つ大きな溜息をついた時である。

 

キイーーーーン。ブレーキをかけて停まる一台の車。運転席の窓が開き、男が僕たちに話しかける。

 

「君たち、さっきドライブインに居なかったかい?」

 

「はい。居ましたけど。」

 

「やっぱりそうか。確か愛知県行きたいって言ってたよね?」

 

「そうです。えっ?愛知県まで乗せて行ってくれるんですか?」

 

「ああ。いいよ。俺の車でよかったら乗りなよ。」

 

半分諦めかけていた気持ちだったが、乗せて貰えるってことを聞いたことにより僕たちは消えかけていた元気が復活していた。

 

僕たちが喜んで後部座席に乗せてもらうと助手席にはもう一人の男が座っていた。

 

車がゆっくり動き出すと「よろしく。」と一言挨拶して、

 

2人の男は面白おかしく社内の雰囲気を明るくさせ時には冗談を言ったりして

 

僕たちを笑わせながら車中で僕たちは楽しい時間を過ごしたのだった。

 

それから走り出して20分くらい経過した時だ。

 

トイレ休憩するということになりドライブインに立ち寄ったのである。

 

我慢していたこともあり、僕たちは走ってトイレに駆け込んでいた。

 

20分くらい休憩するということだった。

 

トイレに行った後、隣接している土産物店へ行き、僕たちは試食のお菓子をバクバク食べ始めていた。

 

売店のおばちゃんが、僕たちがむさぼるように食べている姿を見て迷惑そうな顔をしている。

 

試食であるお菓子を一つまみすればいいのだが、

 

僕たちは片方の手一杯までお菓子を掴んで食べているのでケースの中に入っていたお菓子はアッと言う間に空っぽになっていた。

 

派手に食べていたこともあり僕たちの手はお菓子の粉末まみれになっている状態だった。

 

さすがに店のおばちゃんに、おしぼりを要求するといったあつかましいことはできなかったので、

 

僕たちは再度トイレに行き水道水で手を洗おうとしたのである。

 

「なあ、どうするよ。あのガキたち。せっかく捕まえたんだし何か利用でき手はねえかな?」

 

「人身売買するってのはどうだ?金になるって話だぜ。」

 

「いいな。それ。何しろ向こうからこっちにきたんだからな。飛んで火に入る夏の虫って訳だ。で、どうする?」

 

「愛知県行きたいって言ってただろ?行くようなふりして、とにかく北に進路を取るんだ。

 

な~にガキ達が途中で気付いたとしても、どうせ家出してきたろくでもねえガキどもだ。

 

世間から姿を眩ませたところで、困るわけでもねえし、どうってこたあねえよ。

 

港に行くと外国から国内で盗んできた高級車を買いに来てるバイヤーがいるだろ?

 

そいつらに話をもちかけるんだ。きっと奴らならガキ達を高く買ってくれるぜ。」

 

 

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2021年01月17日

ボンベレスダイブ89

 

「ちょっといいですか?」

 

ここは国道沿いにある道の駅である。

 

夜が明けやらぬ中、朝めしをかっ込むトラックの運ちゃん達が、一斉に僕の大声に注目する。

 

こんな朝っぱらから何だ?と、いぶかしげに僕たちをジロジロ見る態度には、

 

血に飢えた狼の殺気のようなものがビンビン伝わってくる。

 

生き方には、大きく分けて二通りのパターンがある。

 

頭でコツコツ何かを考えて、やり遂げるパターンと、

 

何も考えず恥も外聞もなく、やり遂げるパターン。

 

僕が今やっている事。それは明らかに後者。

 

理屈をつけて行動していたら今の僕には永遠に出来るものも出来ない。

 

あえて馬鹿になる。それが、今、この瞬間を生きていく上での術である。

 

これぞ和樹の言っていたボンベレスダイブ。

 

ひるんではいけない。

 

大声で言わなければいけない。

 

この人たちの空気にのまれてはいけない。

 

自分の中で、勝手に作りあげた規則に、逆に縛られてしまい声が震えて止まらなくなる。

 

今いる場所は、物流トラックの往来が激しい広大に広がるドライブイン。

 

全国へ向け物資を届ける運ちゃんたちがメシをかっ込むかあるいは一旦トラックを駐車して休憩するため集う場所でもある。

 

あちこちで仲間同士からかい合うような胴張り声が聞こえている。

 

僕は、その中にある食堂で運ちゃんたちに向かい再度大声をあげて叫んでいた。

 

ここは男臭い、まさに男のためにあるくつろぎの場所であることを承知の上だ。

 

「僕たちは、用事があり、どうしても愛知県に行きたいんです。

 

誰か、愛知県に行く人、いませんか?もしいたら僕たちを連れて行ってくれませんか?」

 

何だそんな事か?と判断した後には、一瞬、静まり返った食堂内も、まるで何もなかったかのように、今までの喧騒による雑音が復活する。

 

「愛知県じゃなくても、東京まででいいんです。誰か、行きませんか?僕たちを乗せて行ってくれませんか?」

 

「・・・」

 

皆、僕の呼びかけにはシカトである。

 

というより内心、邪魔者扱いされているのが刺すような視線からチクチク伝わってくる。

 

小僧なんかには用はないといった感じだろう。

 

僕たちは、そんな威圧感にも負けず尚も同じことを、それぞれ違う三箇所のドライブインへ行き繰り返していた。

 

でもなかなか思い描くようにはいかない。

 

仕方なく、東京と書いた紙を、僕が持ち、愛知県と書いた紙を和樹が持って、

 

国道を行きかうトラックに見えるように僕たちは、ヒッチハイクするため国道に立っていた。

 

そうする事でスムーズに事が運ぶと考えたのである。

 

何台ものトラックが通り過ぎるのだが、一向に停まってくれる気配は微塵も感じられない。

 

「あ~あ」

 

思わず溜息が出てくる。

 

 

 

 

 

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2021年01月15日

ボンベレスダイブ88

 

「わかった和樹。上手くいこうが失敗に終わろうが全ては運命と考えてみよう。」

 

「うん」

 

和樹は今までにない明るい声で応えている。

 

「後悔しないな?もし誘拐されて殺されても・・・」

 

「うん。勿論。望む所だ。僕たちは誰に命ぜられたわけでもない。

 

自分たちで決めたことをしようとしてる。」

 

「行こう。ボンベレスダイブ。」

 

「やってみよう。ボンベレスダイブ。」

 

和樹も僕に合わせ力強く受け応える。

 

お互いガッチリ手を組み片方の手の親指を立ててサムズサインで強い意思をあらわす。

 

我が弟ながら、最近の成長ぶりには目を見張るものがある。

 

しっかりとした考えを持っていることに感心させられたりもする。

 

そうか。

 

やってみようと思う、ボンベレスダイブ。

 

僕たちは住み慣れたこの県。あのⓊ字工事によって有名になった栃木県をしばらくの間、離れることになるが・・・

 

僕たちはこの後、何だかよくわからない未知なる県、愛知県へと向かうことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計画した時から一週間が経ち、いよいよ決行の日がきた。

 

杉山という男がどうしているのか?気になっていたし、

 

歩美が、あれから連絡がないことに僕たちは心配でならなかった。

 

まだ、夜が明けきらないうちから僕たちは行動する事にしたのである。

 

父ちゃんと母ちゃん二人が起きてくる前に行動したかったので、

 

引き出しから一万円と僕たちのこづかい一万円の合わせて二万円を持ち、

 

今からキャンプに行ってきます。今日は家には帰りません。という書き置きをテーブルの上に残し、

 

僕たちはリュックを背負って急いで家を出発したのだった。

 

 

 

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2021年01月12日

ボンベレスダイブ87

 

「でも~。」

 

「いいじゃないか?兄ちゃん。まだグジグジ言ってるの?男らしくないよ。」

 

「父ちゃん、母ちゃん心配するじゃないか。」

 

「適当に言い訳考えればいいんだよ。」

 

和樹は執拗に絡みついてくる。真剣な眼差しである。

 

「でも・・・」「兄ちゃん。」

 

「ん?」「僕たちは、確かめたいことがあるよね?」

 

「ああ。」

 

「それに・・・」

 

「何だよ?」

 

「おじさんの正体つきとめたいし。それに・・・」

 

「何だよ?」

 

「心配なんだよ。歩美姉ちゃんのことが・・・それに・・・」

 

「何だよ?まだあんのかよ?」

 

「僕たちが行かなかったら、大変な事になるかもしれないんだ。」

 

「え?何だ?それって?」

 

「いや、今は、まだ言えない。」

 

「お前、何か知っていることでもあるのか?」

 

「・・・」

 

今まで気づかなかったが、和樹は何かを隠している。

 

いつの間に、僕の知らないところで、どんな情報を入手したのだろうか?

 

そのほうが驚きでもある。

 

和樹の情報量、勘の良さは僕の上を、はるかに凌駕する。

 

こんな和樹を見たのは初めてだ。

 

人間的にここ最近一回りも二回りも成長したと感じる。

 

闇の中で蠢く魔物が、僕たちの知る由もない所で動いているのかもしれない。

 

でもそれが何だっていうんだ。吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知ること。

 

ひょっとかしたら悪魔の化身となった生物が手ぐすね引いて待っているかもしれない。

 

例えるならそれはまるでアンコウが捕食するのを待ち構えているように

 

その場で動かずジッとしてアングリと大口を開けて僕たちが罠に嵌まりに来るのを待ち構えているのかもしれない。

 

「・・・」

 

しばらくの間、沈黙が続いた。

 

他にいい方法がないのか?父ちゃん母ちゃんを口説いて愛知県に向けて家族旅行と洒落込むとするか。

 

いややっぱりそんなの面白くない。

 

僕たち2人が誰の手も借りずにやることに意味があるのだ。

 

あの出不精の父ちゃんにまた再度お願い事をするには至難の業と言っていい。

 

僕は、その間中、考えを思い巡らせていた。

 

しかし、どう考えても他にどんないい方法があるのか思いつかない。

 

よし。決意は固まった。

 

僕は一度大きく深呼吸して和樹に言った。

 

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2021年01月06日

サブリミナルの如く  ~今この瞬間を輝くように楽しむ~

 

病室から見える桜が満開に咲き誇り

 

あまりにも美しかったので

 

思わず私は言ったんだ。

 

「綺麗だな・・・」と

 

「ええ。そうね。」

 

隣で聞いていたカミさんがそれに同調する。

 

そう。私は女房のことをカミさんと呼んでいたりする。

 

これには深い訳があって後になってわかると思うが・・・

 

「来年も同じように見れるだろうか?」

 

これは何も意識せず自然と私の口から出た言葉だった。

 

長い沈黙・・・

 

カミさんは何かを耐え忍ぶように押し黙っている。

 

かと思うとその直後、急に席を立ち

 

「喉乾いてない?何か飲み物でも買ってきますね。」

 

と言ったきり、そそくさと病室から出て行ってしまった。

 

病室に独り残された自分。

 

しばらくすると何やら嗚咽をもらすカミさんの声が・・・

 

病室の外から聞こえてきだす。

 

悲しみに耐えていたんだと知る。

 

それを知った瞬間

 

「しまった。」という感情が私を萎縮させる方向へと導き

 

私は取り返しのつかない後悔の念に苛まれる事になる。

 

 

 

カミさんと初めて会ったのは同じ大学の映画同好会によるもの。

 

「かわいい子」が入部してきたなと思ったのは私が大学3年の時だった。

 

ふとしたきっかけから誰よりも真っ先に

 

私はそのかわい子ちゃんと話をする状況に運よく至ったのだった。

 

お互い話をすると「刑事コロンボ」が好きで、あのピーターフォークのどんくささと

 

それとは反対に解決に導く時の切れ味の鋭さのジャップの違いを興味深く話すうちに

 

意気投合し合い

 

他の男どもの悪い虫がつく前に間髪入れず私は彼女を見事デートに誘いだすことに成功し

 

交際期間5年という期間を経て、ようやく見事結婚するという運びとなったのである。

 

言うなれば「刑事コロンボ」が私たちのキューピット役のようなものだった。

 

あれから35年。

 

早いものである。

 

子供たちもいつの間にか社会人となり

 

私たちから巣立っていってしまった。

 

さあて。これからのんびりと2人での生活が幕を開けようとしていた矢先の出来事だった。

 

私の体を病魔が蝕んでいるということを知ったのは・・・

 

ドクターから余命いくばくもないことを告げられたときには

 

頭が真っ白になって

 

一体なにが起こったのか?自分でも訳わからなくなったのを覚えている。

 

私よりも酷くとり乱したのは、むしろカミさんの方だった。

 

ドクターに詰め寄りながら必死で症状の度合いといったものを

 

真剣に聞いていた姿が昨日のように思い出される。

 

 

 

 

 

しばらくしてカミさんが病室へと戻って来る。

 

買ってきた飲み物をグラスへと注ぎ

 

私へ向け「はい。」と言いながら渡してくれる。

 

今さっき泣きはらしたであろうカミさんの目が真っ赤になっていて

 

それが気になって気になって仕方ないのだが

 

目を合わせるということにどうしても躊躇してしまう。

 

カミさんに対して申し訳ないという気持ちが勝り

 

あえて目を反らしてしまうのだ。

 

私の病気が発覚してからお互いハッキリものが言えない状態になっている。

 

 

 

 

「映画でサブリミナル効果ってあるだろ?知ってるか?」

 

うつむきながら私はカミさんに向け、いきなり話しかける。

 

「え?」

 

「急に何を?」といったように

 

驚きのあまり私の顔を眺めキョトンとしている。

 

 

 

 

 

「静止画像を動画の中に連続して混ぜ込むことにより

 

視聴者に気付かれる事無く

 

混ぜ込んだ静止画像のイメージが

 

見ている人の潜在意識下に植えつけることができてしまう手法のことさ。

 

例えば映画を見ている人にコカ・コーラを飲めとかポップコーンを食べろ

 

と書かれたスライドやらそのもの本体の画像を3000秒に1回の割合で映像の中に割り込み5分間繰り返したとすると

 

コカ・コーラとポップコーンの売り上げが増加するといった実験事例があるほどだ。

 

これがサブリミナル効果というもの。

 

たった0.01秒かなんかの混ぜ込んだ静止画像が見ている人の意識を変え

 

実際にそうさせたいという行動に移させてしまう。

 

つまりたった取る足らない画像が見ている人にとっては強烈なイメージとなり

 

映画の本編をしのぐほどの存在にまで成長することになってしまう。

 

それってすごくないか?

 

つまりさ。何が言いたいかって言うと

 

人生生きるうえにおいても長かろうが短かろうがたとえ断片的であっても

 

その人の生活に意識のうえで強烈に残ることさえしていれば

 

一生において振り返った時にそれがより鮮明にクローズアップされて描き出されてくるのではないか・・・と。

 

そう思うんだ。

 

ほら。刑事コロンボでもこのサブリミナル効果を利用して殺害に至ったという話があったじゃないか。

 

あれは確か・・・」

 

「第21話 意識の下の映像」

 

私が思い出そうとしていると即答で答えを出してくれる。

 

さすがカミさんである。

 

刑事コロンボに関してはカミさんの右に出るものは居ない。

 

コロンボもカミさんには頭があがらなかったようだが、私も同じようにカミさんには到底頭があがるはずがない。

 

「いいわよ。何かしたい強烈な何かがあるのなら一緒に付き合ってあげる。まず手始めに何がしたいの?」

 

「そうだな~」

 

腕組みしながら私は考える。

 

そうだった。愚かな考えを言ったものだ。

 

カミさんを元気づけようとして取って付けたような言い回しをしたのだが・・・

 

何も考えてなかったのである。

 

これじゃあ骨組みのない家に一緒に住もうと言ってるのと全く同じじゃないか。

 

 

 

いっそのこと自分でも到底成しえない計り知れない無理難題を

 

自分を試す意味でカミさんに提案してやろうか。

 

もしそうすると言い逃れはできそうにないと思うが・・・

 

「バンジージャンプなんかいいんじゃないか??」

 

咄嗟に思いついた荒業がこれだった。

 

今まで一度もやろうなんて考えたことなかったのに・・・

 

自分でもビックリするくらいの荒業の一つだ。

 

私の言葉を聞いた瞬間、カミさんはその場で腹をかかえて

 

ケラケラケラと子供のように笑っている。

 

「あなた、それ本気で言ってるの?

 

そんなの。絶対無理でしょ。本当にできるの?」

 

尚もカミさんは無邪気に泣き笑いしながら、わめき散らしている。

 

「できるさ。病魔の奴も私の勇気にビックリして

 

バンジージャンプした私の体にとどまっていられず

 

体から幽体離脱してそのまま川面へ叩きつけられ

 

撃沈してしまうかもしれないぞ。

 

どうだ?いい考えだろ?」

 

私の前には、突拍子もない私の考えに呆れ返り

 

笑い続け転げまわるほど喜びに満ち満ちたカミさんの姿があったのだった。

 

 

 

 

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南安城整骨院・接骨院のおもしろい院長ブログ

安城市にございます南安城整骨院では、院長がブログを配信中です。院内の出来事や治療の事、お体の事、あるいは日常のちょっとした出来事などを綴っておりますが、ご覧いただいている常連の患者様などからは、文学調で面白いとか、エッセイを読んでいるようだとの感想を頂戴しております。
単に痛みの話や交通事故治療の話を語り、南安城整骨院・接骨院にいらしてくださいというのではなく、どこか小説を読んでいるような面白さでございます。是非一度、ご覧いただき、院長の成りや人柄、考え方に触れていただければ幸いです。
整骨院・接骨院での治療は直接お体に触れ、患部の症状を和らげていきます。そのため、やはり施術する人がどんな人であるのかは、患者様の関心事でございます。ブログを見て、この人なら任せられると思った方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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