2021年03月27日

ボンベレスダイブ109

外れたタイヤは踊り狂ったようにバウンドを繰り返し中央分離帯へと衝突していく。更に衝突したことにより、中央分離帯が踏み台になって空中高く舞い上がりながらタイヤは対向車線へと躍り出ていた。

運悪くその先を走行していた車のフロントガラスにタイヤが突き刺さるように当たってしまうと一瞬のうちにガラスを粉々にしていた。その後、外れたタイヤは何もなかったかのように車内へともぐりこんでしまっていた。あまりの衝撃に重心を失った車は右へ左へと衝突を繰り返し派手にスピンした挙句、コマのように2、3回回ったところで停まっていた。これが対向車線での一部始終である。

一方では僕達が乗車していたトラックはというと完全に道を塞ぐ形で停車していた。いつまでも脱輪したホイールがカラカラカラと音をたてて空回りを繰り返していた。

ようやく収まったアクシデント。つかの間の静寂である。

誰もが、もうこれで終了したのかと思った瞬間でもあった。

キィキィキィキィーーーン!ガッシャーーーーン!

その直後、凄まじい摩擦音と衝突音。かなり離れた所にいた後続車から、モクモクと煙って前方の視界がゼロの中、急に起きた大惨事に対応できず、急ハンドル、急ブレーキをした後、次々とスピンしながら猛スピードでトラックに向けて突進していった。

ドスン

キィーーーーーン

ガシャーーン

何台もの後続車が玉突き衝突することとなった。

車同士の衝突による炎上は免れなくなっていた。耳をつんざくような物凄い爆発音。巻き上がる黒煙。次から次へと後続から来る車の追突によりその広がりがクレージーに増していった。待ち構えていましたと言わんばかりの静と動の競演。段々と死者の数が増える形となっていた。まさに現場は地獄絵図と化している。

何かが弾け飛び散ったかと思ったら、やがて雨が降るように降ってきていた。

なんだろう?粘着性?黒い?そう、それはガソリンの雨だった。

 

 

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