2020年01月13日

友へ

 

時々思い出すことがある。

かなり昔になるが大学受験を控えている年の元旦前日の大晦日。

「くま、俺んち来いよ。一緒に年越ししようぜ」

と言うので自分も一緒になって泊まった時のことを。

あの当時は楽しかった。

紅白見て年越し蕎麦食って。

年越したら、近くにある神社行って。

親父さんとおふくろさん。そしてお前と俺。全部で4人。

神社まで寒い思いしながら歩いたっけ。

到着するなり驚いた。

ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ。

ものすごい数の賽銭が今にも賽銭箱が壊れるんじゃないか

と思うくらいヤバい音を出しながら五円玉が踊るように投入されていく。

何千枚?いや何万枚?

誰がやっているのかと思いきや親父さんだった。

いくつも小分けにしてある袋を抱えきれないほど持ち

そこには数えきれないほどの五円玉が入れてあって

惜しげもなく投げ込まれていく様子を俺は横で見てたっけ。

お前は、親父さんのそんな姿を見て恥ずかしそうにしてたよな。

周りにいた人々は賽銭が投入されるゴウ音ともとれる騒音に驚いて

「誰だ。あんなに入れる人は・・・」

と言いながら笑ってる人もいた。

子を思う親の強い気持ち。

あの時、俺は初めて他の家族の親子愛というものを垣間見た気がした。

来る日も来る日も生活の中でおつりとして5円玉が出来るたび

今日のこの日のために必死になって貯めていたんだなと思ったら

涙腺が緩み暗闇の中、誰にも気付かれず泣けたっけ。

気持ちがほっこりしてその時だけ寒さが緩んでいくのがわかった。

あの時の親父さん、俺にとっては誰よりも最高にカッコ良かった。

その背中がやけに輝いて見えた。

俺もあんな風になりたいと憧れていた。

あれから何年か経ち

親父さんの葬式でのこと

荼毘にふされるという時に俺が隣りで泣いてるのに気付くと

「なんでお前が泣いてんだ?」って言ってたよな?

あの時、嗚咽をもらし、とても理由を話せる状態ではなかったけど

今だから話すと

五円玉を入れてた親父さんの記憶が蘇ってきたというのが本当の理由だった。

そこまでお前は大切にされてたんだよ。

口下手で大人しい親父さんだったけど

とても芯の強い人で

息子のためにはとにかく一生懸命になる心の優しい人だった。

あれから一向にお前は俺のもとに連絡くれないが

そんな優しい親に期待されて育てられたんだから

簡単に俺の知らないうちにあの世に行ってるなんてなしだぜ。

もう駄目だなんて弱音吐いたら親父さんが天国で悲しむ。

どっか外国の高い山かなんかに長い年月かけてお前は登っているんだよな。

おれはそう思っているから。

例えばエベレストみたいな高い山に登っているので

きっと俺がメールしても音信不通になってるだけだと思ってる。

忙しくてとても俺なんかにメールなんかしてる暇などないと・・・

俺はお前が病気なんかに負けて簡単に死ぬような奴だとは思ってないから。

きっと今は山男になってると・・・

格別だろうな。エベレストの頂上から見る眺めは。

そして帰国した時に「どうしてエベレストに登ったんですか?」と取材でもされたら

かつてジョージ・マロリーが言ったみたいにこう応えるんだよな。

「Because it’s there. そこに山があるから。」と・・・

さすが。親父さんの血が流れているだけあってお前もメチャクチャカッコいいよ。

世界で一番高い所から見る青空は天国にいる親父さんを一番近くに感じ取れる場所でもある。

(これは俺の名言 (笑))

生きてる間、親孝行出来なかった分、

天空から見てる親父さんを身近に感じ取ってこいよ。

そしてみやげ話しをたんまり持って帰って俺に話してくれ。

俺は待ってるから。

publicdomainq-0001001kqjdrj

いつか会えるだろう

一緒に見たいくつもの夢に

君のつらそうな目を見たら

手を差し伸べよう

いつか会えるだろう

夢中で追いかけたすべてのものに

でも今の僕には何もできない

だから友よ

今は

さよなら

いつか会えるだろう

一緒に見たいくつもの夢に

君のつらそうな目を見たら

手を差し伸べよう

いつか会えるだろう

夢中で追いかけたすべてのものに

でも今の僕には何もできない

だから友よ

今は

さよなら

 

ともに過ごした懐かしい日々が

 

今悲しい思い出に変わろうとしている

 

ともに過ごした時間はもう2度と戻らないのだろうか

 

いつか会えるだろう

 

一緒に見たいくつもの夢に

 

君のつらそうな目を見たら

 

手を差し伸べよう

 

韓国映画 チング(友へ)のエンディングテーマより引用

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

南安城整骨院HPページ

Facebookはこちら

アメブロはこちら

住所:愛知県安城市日の出町2-20

公共機関:名鉄西尾線 南安城駅 徒歩3分
JR 安城駅 徒歩10分
安城市内循環あんくるバス0番
「日の出」バス停留所より徒歩0分

TEL:0566-45-5427

メールでのお問合せはこちら
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

治療や料金について 患者様からの声
ページの先頭へ